葬儀の知識
お坊さんは必要ですか?無宗教葬について
川口市民葬祭事業登録業者
永遠セレモニーの三牧です。
お坊さんは必要ですか?無宗教葬について
お葬式といえば、お坊さんがお経を読んでくれて、
お焼香をする。そんな一連の流れを想像すると思います。
これは、仏教のお作法に則ったお葬式です。
菩提寺がある方は、必ずそのお寺のお坊さんに葬儀をお願いしなければなりません。
詳しくはこちら
ですが、菩提寺がなく、お墓をまだ持っていない。霊園にお墓があるという方。
故人様やあなたにとって仏教葬は、最善の選択でしょうか?
日本人は、あなたの宗教はなんですか?という問いに対して、
はっきりと〇〇教です。と答えられる人は多くないと思います。
世間話で政治と宗教の話はタブーとされていますから、宗教について語り合う機会はあまりないですよね。
では、無宗教です!と胸を張ってこたえられる方。
是非、お葬式は無宗教葬を選んでください。
無宗教葬とは、宗教者を必要としない、決まった儀式は行わないお葬式のことです。
お坊さんを呼ばずに火葬だけ行う火葬式も無宗教葬と言えますが、
式(セレモニー)の時間を作るか作らないか、が違いとなります。
無宗教ですと胸を張ってこたえられない方は、一度私に相談してください。
お葬式をどのような形で行うのか、一緒に考えましょう。
今までたくさんの無宗教葬を経験してきた私ですが、
無宗教葬にはメリット・デメリットがあります。
メリット
1.定型はなく、自由な形で葬儀を執り行える
仏教葬では、式の時間が40~50分が平均で、そのあとのお花入れで10~15分。
約1時間少々が、全体の時間になります。その1時間を、自由に過ごすことができます。
※式場の都合により、ご希望に沿えない場合もございます。
時間を早めることができれば、1時間以上の式も可能です。
ご自宅で行う葬儀であれば、より幅が広がります。
2.宗教者へのお礼がないため、費用を抑えられる
仏式であればお布施、神道式であれば祭祀料、キリスト教であれば献金
これらをお渡しする相手がいませんので、その分お花を豪華にしたり、
参列者へのお礼を増やしたりすることができます。
3.お別れの時間を長くとれる
通常仏教葬ですと、10~15分のお花入れの時間が故人様の肉体との最後のお別れの時間となります。
無宗教葬では、故人様と接する時間をより長くすることができます。
デメリット
1.したいことを明確にしないと、間延びした式になってしまう
先述の通り、約1時間が式の時間になります。
こだわりがなくなんでもいいというご希望ですと、
一般的な無宗教葬の式次第をご提案することになりますが、少人数のお式だとどうしても時間が余ります。
出棺の時間は決まっていますので、やることがないから早めに出棺、はできません。
火葬式ではなく、せっかく「故人様を偲ぶ時間」を作ることを選んだのですから、
どのように故人様を偲ぶか、一緒に考えましょう。
2.親戚や周囲に反対されるかもしれない
「お坊さんに読経してもらわないと、成仏できないよ!」
「親戚が来るんだから、普通にやらないと。」
こんなことを言われるかもしれません。普通ってなんですか?と問いたくなりますよね。
故人様をお見送りする当日にトラブルになっては、悲しい思い出になってしまいます。
必ず事前にお話しておきましょう。
「〇〇だから、このような形で送りたいんだ。」ときちんと理由をお話すれば、
当日の揉め事は回避できるでしょう。
ただ単に節約したくて・・・という理由では理解を得られないと思いますので、
無宗教葬にする理由をはっきりさせましょう。
3.お骨にしたあとの供養を自分で考える必要がある
無宗教葬のため、仏式でいう「四十九日」「一周忌」の法要がありません。
納骨も、どうするのか考える必要があります。
霊園にお墓がある/購入予定の方や、樹木葬の方は、お墓に足を運んでお参りすることができます。
位牌がありませんので、仏壇や祭壇は必要ありません。
供養するための対象が必要であれば、自宅の棚の上等にご自身で祭壇を作ると良いでしょう。
仏壇についての記事はこちら
メリットデメリット両方ありますが、
「自分の式はこうしてほしい!」という強い想いがあるのであれば、
終活ノートに記しておきましょう。
終活ノートは無料で永遠セレモニー事務所で配布しておりますので、
お気軽にお声がけください。
両親の葬儀で計画があるのならば、元気なうちに提案しましょう。
「そろそろやばいな」というときに本人に葬儀の話はできませんから。
みなさん、ぜひ元気な時に永遠セレモニーの事務所にお越しください!
お茶を飲んで、世間話をしましょう。
そして、いざというときに困らない、お葬式の相談にもお答えします。