葬儀の知識
火葬場の仕組み
川口市民葬祭事業登録業者 永遠セレモニーの三牧です。
火葬場の仕組み
火葬場のことについてどれくらいの知識がありますか。
葬儀をする上で気を付けていただきたい点も最後に記載していますので、
是非最後まで記事をご覧ください。
【目次】
・火葬場の概要
・さいたま/川口近郊エリアの火葬場について
・東京都内の火葬場について
・皆さんが気を付けること
火葬場は、自治体が運営する「市営」と、企業が運営する「民営」があります。
市営火葬場は、火葬料が安く、民営火葬場は火葬料が高くなります。
そして、火葬場には式場付きと火葬場のみに分かれます。
式場が併設されていれば、そこで葬儀を行い、そのまま火葬ができます。
式場がなければ、別の場所で葬儀を行い、火葬場まで向かう必要があります。
民営火葬場は基本的に式場が併設されています。
弊社施工の近郊エリアでのお話をします。
【市営】
川口市・・・川口市めぐりの森(川口市大字新井宿)
2018年4月開業 6年目ですね。
併設式場 なし
火葬料 3万円
さいたま市①・・・大宮聖苑(さいたま市見沼区)
2004年5月~
併設式場 なし
提携式場 思い出の里会館(市営)大宮聖苑まで車で5分
火葬料 7千円
小動物の火葬ができる。
さいたま市②・・・浦和斎場
1980年12月~
何度か改修工事が入っていますが、今年で44年目です。
提携式場 3室あり 3,660円/1時間
火葬料 7千円
【民営】すべて併設式場あり
*谷塚斎場(草加市瀬崎)
2004年10月~
運営元:聖典株式会社
火葬料 大人 74,000円~
料金区分が3段階に分かれており、一番低い金額が74,000円。
式場費 110,000~363,000円
*戸田葬祭場(板橋区舟渡)
運営元:株式会社戸田葬祭場
1927年(昭和2年)~
火葬料 大人8万円~
料金区分が3段階に分かれており、一番低い金額が8万円。
式場費 198,000円~297,000円
【東京都火葬場】
<東京23区内の公営火葬場>
・臨海斎場
火葬料 44,000円
式場使用料 56,000円 控室別途
・瑞江葬儀所
火葬料 59,600円
併設式場 なし
東京都は公営でも高いですね。
<東京都23区内民営火葬場>
式場併設の火葬場が7か所あります。
7か所すべての運営は
東京博善株式会社(株式会社広済堂ホールディングス)
です。
中●系の企業に売却後、システムや料金が別もののように変わりました。
とにかく利益追求しているのを感じます。
館内は広告だらけ、仏壇販売も館内で大々的に行っています。びっくり。
そして通常火葬場は葬儀社とは提携しません。民営でも公営でも、です。
ですが東京都で一番大きな火葬斎場を持つこの会社は自グループ子会社として葬儀社を設立しました。
都内の葬儀社から大反発だったそうです。
余談になってしまいました。
【気を付けて!!それは公式ではありません】
火葬場を調べるときに気を付けていただきたいことがあります。
必ず、火葬場の公式HPを見るようにしてください。
たとえば「●●斎場」と検索した時、一番上に上がるのは公式ではなく、
いかにも公式風を装った葬儀社のHPである可能性が非常に高いです。
そこは、斎場毎にホームページを作り分けていますが、ひとつの会社が運営しているものです。
そして、葬儀の依頼につなげてきます。
火葬場は、民営も市営も、特定の葬儀社と提携はしません。
(東京博善グループを除く)
その公式風HPを見て、運営会社を確認し、調べたうえでここにお願いしたい!
と思って依頼するのはまったく問題ありません。
ですが、葬儀について詳しくない人が火葬場の公式HPと勘違いして、
「火葬場に直接葬儀を頼めるんだ!」
「行政と提携する葬儀社なのかな?」
と勘違いをさせてしまうのは、ちょっとずるいのではないかと思うのです。
結果としてご葬儀が滞りなく済むのであればいいのですが、
(最後まで気付かないかもしれません)
無知の人をだますようなホームページ作りをする会社さん、信頼できるのだろうか?
と思ってしまいます。
葬儀は故人にとって人生最後の儀式で、とても大切なものです。
本来、そんな大切なセレモニーを施工する業者選びは、その場でぱっと決めてしまうものではないと思います。
情報にあふれる現代、知らなかった、では食い物にされてしまいます。
お恥ずかしい話ですが、弊社はネット系に弱く、
IT系・広告系会社に安くはない金額を払ってしまったことが何度かあります・・・
大手だから安心と、信用して任せてしまうのではなく
自分で知識をつけなければ騙されてしまうんだと勉強になりました。
私もこうしてブログを書くことによって、はじめて知ることもあります。
こういった機会をいただけることをありがたく思います。
一緒に勉強していきましょう!
ここまで読んでくださってありがとうございました。